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絞り染め技法

46 辻ケ花染め(つじがはなぞめ)
47 絞り友禅(しぼりゆうぜん)
48 から絞り友禅

46 辻ケ花染め

46 辻ケ花染め(つじがはなぞめ)

辻ケ花染め
幻の染め辻ヶ花の再現は困難であった。

図版作品は青花の下絵に沿って糸を縫込み、流水部分を縫締絞りにして 地色を染め、その後に花や葉、藤の一つ一つを帽子絞りに、 また辻ヶ花の取形を桶絞りで文様を染める。葵と櫻の葉は各々逆帽子で 染め、墨と金で描く。

47 絞り友禅

47 絞り友禅(しぼりゆうぜん)

絞り友禅
江戸時代の高級友禅染めには鹿の子絞りの入ったものが多く見られる。

図版の作品は優美な松・橘・藤を本友禅で染め上げ、 鹿の子絞りを鼠と黒に染め分けて湯伸し後、 黒地と鼠の部分に小紋型で摺り箔を施し、 梅と菊を金駒と平縫い刺繍で仕上げている。

48 から絞り友禅

48 から絞り友禅

から絞り友禅
型友禅で染め上げた辻ヶ花のような絞り柄の部分を、 後で絞ってその絞り跡を生地に残す技法である。

図版の作品は菊の花と葉を絞り模様で表わし、 地色部分も青の濃淡段落ちの型摺りで染め、この菊花と葉と陰を 「部分から絞り」して、蒸しを施し仕上げている。