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【写し染め技法】

8 写し友禅(うつしゆうぜん)
9 糊暈し友禅(のりぼかしゆうぜん)
10 ゆうき返し
11 スクリーン友禅

8 写し友禅

8 写し友禅(うつしゆうぜん)

写し友禅(うつしゆうぜん)
写し友禅は伝統的な型染めを変革して、友禅染めを大衆化した技法である。
図版の作品は糸目柄を白防染糊で置き、金の部分に接着樹脂を置いて、 菊の匂いを 摺り暈し、残りを多色の写し糊で型置き後、地色は段落ちの型で染めた着尺柄。

9 糊暈し友禅

9 糊暈し友禅(のりぼかしゆうぜん)

糊暈し友禅(のりぼかしゆうぜん)
異色な写し友禅。
図版作品は草花や竹垣の模様輪郭を色糸目で置くと、淡色糊(返し糊) に濃色糊(きせ糊)を型でねて彩りを加えた後、その模様全体を白糊で総伏せして上から 雲取りの型で葡萄茶の色糊を置く。次に差し刷毛でその色糊を引き出して際を暈す技法。

10 ゆうき返し

10 ゆうき返し(ゆうきがえし)

摺り暈し友禅(すりぼかしゆうぜん)
小紋や糸目の白揚げと異なり、 上から染めた色を半分生地に通して染め付ける技法。
図版の作品はまず金糊で小紋型を置いてから、 塁流し柄のスクリーン型を用いて防染カの弱い姫糊で先に型付けし、 黄土色と鼠の暈しを縞の地型で色伏せして染め上げた着尺柄。

11 スクリーン友禅

11 スクリーン友禅

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感光剤を均一に付けたテトロン紗を基布に、写真法で作った型で写し染めする技法。
図版の作品は四季の花柄を多色で染め分けた着尺柄で、花弁の暈し部分もスクリーン型によ る染めである。数十枚の型を使っている。切型と異なる輪郭線が特徴である。